森のこどもたちについて
森の中のゆったりとした時間の中で季節を感じながら過ごし、
様々な『いのち』に触れ色々な不思議に出会います。
身も心も解放されて思い思いの遊びを楽しむ、
幼児期の自然体験を大切にした手作りの小さなようちえんです。
こどもたちが、子ども本来の姿・自然な姿でいられるように
興味のあることにじっくり時間をかけて向き合えるように
こどもたちが自然とたくさんのつながりを持てるように
大人はこどもたちの心にそっと寄り添います。
~ 保育理念 ~
子どもは自分で育つ力を持っている
その力を信じて見守る事で、自分で考えて行動する主体性や
周りの友達に共感したり、協力したり、時にはぶつかり合いながら、
様々なことに順応できる柔軟な心と豊かな感性を養い
その土台となるたくましい体を作ります。
大切なことは自然が教えてくれる
自然の中には子どもたちの興味・関心がある事が溢れています。
雨や風、暑さや寒さといった事象や季節の草花、木の枝や木の実、虫や魚や小動物・・・。
その好奇心にじっくり向き合い、感性を育みます。
楽しいことばかりではありません。厳しくつらい体験もあるでしょう。
豊かな自然環境の中でたくさんの自然やいのちに触れ合いながら大人も子どもも共に育ち合います。
なぜこどもたちを森の中へ連れ出すの?
森の中にはこどもたちの興味を示すことが多種多様にあります。
森の中のゆったりとした時間の中に身を置くことで、
こどもたちは遊びを見つけ出し自ら動き始めます。
知識ではなく体験し感覚として自然の事象を捉えることで五感の発達を促します。
変化に富んだ自然の地形で遊ぶには、様々な運動能力やバランス感覚が必要です。
遊びの中で足腰が自然に鍛えられ、体力も付き、歩く・走る・登る・
飛び降りる・ぶら下がるなど、身のこなしが充実していきます。
森のこどもたちでは、自然が園舎であり先生となります。
毎日、野外で活動をします。
雨の日も、カッパを着て出かけます。
ですが何が何でも野外で活動をするわけではありません。
大雨や強風、猛暑の時などは無理をせず屋根のある場所や室内で過ごします。
森のようちえんとは?
始まりは、デンマークの一人のお母さん。
森の中で、自分の子どもとお隣の子どもを育てたことから始まったと言われています。
『森のようちえん』とは、一つの子育ての考え方。
子どもたちが自然の中で主体的に過ごすことを通して、
子ども自ら育つプロセスを大切にしています。
子どもたちは自然の力を借りながら、
一人ひとりの個性を発揮し、のびのびと過ごしています。
そうすることで豊かな感性や感覚が生まれます。
自然の中での子育てに共感する人たちで「森のようちえん」の
活動が、今世界中で広まっています。
そして・・・日本でも。日本ならではの特徴を持ちながら、日本全国に広がりを見せています。
NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟 ”自然の中で育む”子育て より